チエアシード、キアヌ、アサイー、ゴールデンベリー、スピルリナ、マカ
今、スーパーフードとして人気の食品です。
スーパーとついているためか何かカラダによい特別のチカラがある印象のせいなのか、TVなどでとりあげられると一瞬にして売場から姿が消えるほどの人気ぶりなのです。
スーパーフードとは1980年代アメリカで食事療法などに取組む人たちの間で名づけられたコトバ。栄養価や有効成分の含有量が高く健康維持に役立つ食品とされています。
日本スーパーフード協会によると、栄養のバランスにすぐれ一般的な食品より栄養価が高く、ちょうど一般的な食品とサプリメントの中間に位置づけられ、料理のための食材としても使えるものと定義しています。
今、人気のスーパーフードは、南米とかアフリカなどの現地で食されてきたものが目立ちますが、漢方や薬膳の世界でもスーパーフードはめじろ押し。一日三粒で医者いらずといわれるナツメやクコなどたくさんあります。
そして今、世界から注目されているスーパーフードといえば、なんと身近な日本の発酵食品なのです。
スプーン一杯の中に10億個も乳酸菌を含むヌカ漬け、みそ、しょうゆ、なっとう、甘酒などがそうなのです。さらに梅干しやソバもスーパーフード。
なんとお昼はざるそばでとダイエット食のように扱われているソバもスーパーフード。そばに含まれるルチンは毛細血管を丈夫にし血流をよくするなど、アンチエイジング効果が認められています。ただルチンはそばをゆがく時、お湯にとけ出してしまうので、ソバを食べたあとのそば湯を飲む習慣はとても正しいスーパーフードの扱いかたといえるのです。
南米とかのめずらしい食品だけがスーパーフードではなく、スーパーフードというのはその土地その土地で、貴重な食品として長い歴史の中で食べつづけられてきたものなのです。