お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2020.04.17

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タカラヅカの炭酸水

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歌劇「タカラヅカ」で知られる兵庫県宝塚市
その聖地 宝塚大劇場のすぐ近くの街角にふしぎな自動販売機があります。
一見普通の自動販売機でありながら中にはぎっしり炭酸水だけが入っています。
WILKINSONのロゴは外国の炭酸水と思っている人も多いようですが、ウィルキンソンはれっきとした宝塚生まれの日本の企業。

その歴史は明治、今から120年以上も前、宝塚に良質な鉱泉があったところから、英国人のウィルキンソン氏が炭酸水の工場を開き、製品は主として海外、シンガポールなどを拠点として東南アジア、さらにロシアにも販売していたのです。
いわば宝塚は日本の炭酸水の歴史の始まりの地なのです。日本の飲料水というとこれまでほとんど水でしたが、ヨーロッパでは硬水のところも多かったりの事情で、ガス入りの水が日常にとり入れられていました。

しかし、昨今ダイエットや糖分ひかえめなどの消費の流れもあって、炭酸水が注目を集めています。
炭酸飲料全体の需要は落ちているなかで、このウィルキンソンなどの無糖炭酸水だけは、年々その市場規模をひろげ宝塚生まれのこの炭酸水は「刺激強め」でなんとシェアの半分近くを占めるほどの人気ぶりなのです。
タカラヅカ歌劇をはじめ、京阪神でもモダンな街として知られる宝塚にはウィルキンソンのように時代を先取りした日本はじめてのモノ語りも生きているのです。

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