フランスでは再びロックダウンが始まるなど、ヨーロッパでは新型コロナウイルス感染症の第二波が猛威をふるっています。
2020年は新型コロナウイルス感染症で始まり、どうやら今年中に終わりが見えないような状況がつづいています。
ソーシャルディスタンス、テレワーク、三密などと日々の生活習慣も大きく変わりました。
なかでも大きく変わったのはマスクのある生活。新型コロナウイルス第一波の頃は品薄で入手困難に悩まされ、政府支給の布マスクなどマスクの話題が連日ニュースに取りあげられましたが、今では供給体制もととのい、価格もリーズナブルになり、日常生活の中ですっかり外出時にはマスクの習慣が定着しています。
日本で本格的にマスクが使用されるようになったのは、1917 世界的流行となったスペイン風邪の流行からで、スペイン風邪では38万人もの人がなくなりましたが、この時マスクの着用がひろく呼びかけられ一気にマスクは普及したのです。
その後はインフルエンザの流行のたびにマスクは日常の衛生用品として定着しました。そして、布のマスクは1970年代になり、不織布のプリーツ型に変わり、花粉症の流行とともにマスクは日本人の生活にとけこんではいたのです。
こうしてマスクが身近にある日本人にとって新型コロナウイルス感染症対策に「マスクをつけ三密をさけること」といわれても、さほど抵抗がなく皆が守ってきたことが、今世界で日本人の新型コロナウイルスの感染者の少なさが注目を集めていることにつながっているのかもしれません。
しかしこの新型コロナウイルス感染症はまだまだ未知の部分も多く決して油断は禁物です。
ひとりひとりが決して他人まかせにせず、自分のこととして「マスクをつけ、三密をさけ、不要の外出をさける」生活を守ることは欠かせません。