今では世界でもその味が注目され、アジアを中心に輸出量も増えている日本のりんご事情の中、ニュージーランド生まれのミニチュアりんごが皮ごと食べられるりんごとして今人気です。
普通のりんごの約半分、直径5センチくらいの大きさですが、カリウム、ビタミンなどを多く含むというこのりんごは、皮ごと食べることで皮はだに多く含まれるリンゴポリフェノールもあますことなくとることができるとか。
スナック菓子などにかわる健康的なおやつを目ざして開発されたこともあって、皮ごとガブッと食べることをめざして育てられているために、皮をむかなくてもそのままそっくり食べることができるのです。
今では、ニュージーランドの他オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパなどでも栽培されています。
今、世界には15,000種とも20,000種とものりんごが栽培されるほどポピュラーなりんご。国によって独自の品種改良が進みさまざまなりんご文化が生まれてきました。
日本には平安時代に中国から伝えされたという歴史がありますが、これは主として観賞用で現在の西洋りんごが伝えられたのは明治にアメリカから苗木が伝えられたもの。
従来の日本のくだものと違う味とあって日本のりんごは贈答用に使われることが多く、そのため大きくて立派な日本のりんごが生まれてきたのです。
一日一個のりんごは医者いらずというのはイギリスの古いことわざですが、ポリフェノールを多く含むりんごは今あらためて健康食品として認められてきました。
そのりんごの栄養分を皮ごとたべることであますところなくとることができるのが、このミニチュアりんごの人気の理由なのです。