仁淀(によど)ブルーはここだけでしか見えることのできない神秘的な仁淀川の清流の色です。
高知県と愛媛県にまたがり、四国の主峰石鎚山系を源流として土佐湾に流れ込む全長124キロの仁淀川は
吉野川、四万十川と並んで四国三大河川のひとつ。
国土交通省の「水質が最も良好な河川」にもたびたび取り上げられている透明度で知られています。。
青という色の美しさをあらわすコトバに、マリンブルーとかスカイブルーなどがありますが、仁淀ブルーはこの川だけがつくり出した神秘的なブルーなのです。
この仁淀ブルーをつくっているのは、その水質の美しさ、透明度の高さです。
長年にわたって急流にみがかれた、硬い岩肌の川は滞留物もとどまることなく、又水温が低いこともあって藻の発生も少ないのです。
さらに仁淀川周辺には「緑色片岩(りょくしょくへんがん)」と呼ばれる薄くて青緑色の石や、白い石が川床を埋めつくしているという地質にも恵まれているのも透明度の高さにつながっているのです。
仁淀ブルーはこうした条件がいくつも重なることで生まれた、いわば自然のプレゼントでもあるのです。
流れ落ちる滝、日が当たると、ブルーのグラデーションがいっそう深く、神秘的に見える滝つぼなど、仁淀ブルーは上流のいくつもの支流にそれぞれの美しい景観が見られます。
今では地上から見るだけでなく、カヌーやラフティングで水面からも楽しめる仁淀ブルー。
清流とは青い水の流れと書きます。
四季それぞれの仁淀ブルーの中でも最も美しいとされるのが、これからの季節。藻なども枯れて流されて一層透明度が高くなり、神々しいまでの仁淀ブルーが満喫できるのです。