今日は小寒。寒の入りです。
きのうの京都は寒の入りを予告するかのように比叡山をはじめ、北山から西山まで白くなって午後にはみぞれさえ降りました。
今日から立春の前日の節分までが寒の内、寒さはいよいよきびしくなってきます。
寒中見舞はこの寒のきびしい季節に出すごあいさつですが、同じ季節のごあいさつの暑中見舞と違って、年賀状のすぐあとということもあり、今では年賀状の返礼が遅れたり、年賀状を出しそびれたとか喪中で年賀状を出さなかった時に出すもののような扱いになってきています。
だれかとの通信がほとんどメールやケータイになってきている今、手書きの便りを郵便受けで見つけると心までホットあたたかくなります。
今では便りを書くのは年賀状だけ、それも印刷で宛名もプリントアウトという人も多くなっているようですが、お正月にドサッと届く年賀状と違って、寒に入ってからの便りは実に有弁。
手書きでコトバが送られてくるのは今ではとても新鮮なのです。時にはハガキをえらび、切手をえらび、心にうかんだコトバを綴ってみるのもいいもの。
手紙の書きかたの本などがたくさんでていて、手紙にはルールがあるように書いてありますが、親しい人への手紙はあまり気にすることなく気持ちだけをこめて送るだけでいいのです。
メールと違って送るほうの思いまでも届けてくれるのが手紙。そして手紙は送るほうにとっても気持ちをハッピーにしてくれます。相手の顔をおもいうかべながら書くことでメールとは違って、ちょっと心があたたかくなってくるのも手紙なのです。