いよいよ8月もあと一日、今では8月末から始まるところもありますが、来週は2学期のスタート。夏休みの間にぐんとたくましくなった子供たちの元気な姿を毎朝目にする季節になりました。
新学期にあわせたかのように今話題の消しゴム バイキングが人気を集めています。
色とりどり さまざまなユニークでかわいい消しゴムが大集合。
その中から気に入った消しゴムをえらんで用意された小さなお弁当箱に詰め合わせて買えるという催しです。
街中で、しかも平日とあって売場に近づく人はほとんど大人。しかし、目にすると半分はかならず近づいて来ます。
目にして、手にとるとみんな笑顔になり、消しゴムの進化ぶりにいつしか熱心にさやえんどうから粒をとり出したり、ランドセルのフタを開け閉めしたり、消しゴムのハサミを動かしたりと楽しんでいるのです。
消しゴムが世界に登場したのはなんと1700年代。
酸素の発見で知られるイギリスの化学者ブリーストリーが天然ゴムで鉛筆の字が消えることを発見、消しゴムが誕生しました。そしてロンドンで発売されるとたちまち人気を呼び、パリに、ヨーロッパ中にあっという間にひろがったのです。日本に伝えられたのは明治でしたが、本格的に生産の始まったのは大正年間。
そして1950年代なると格段によく消えるプラスチック消しゴムが発売され、日本の消しゴムは一気に進化をはじめました。ギネスに登録された両手でかかえるほどの大きさの消しゴムなども生れ、まさに消しゴム天国。海外からの観光客にもとても人気だそうです。
ほとんどの人がなつかしい気もちになる文房具の中でも消しゴムはやはり一番人気。
そんな熱いおもいに支えられて、日本の消しゴム文化は今世界で注目されているのです。