お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2017.01.27

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赤ちゃん番茶

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滋賀県には古くから親しまれてきた「赤ちゃん番茶」というのがあります。赤ちゃん番茶の由来は定かではないようですが、決して赤ちゃん専用というのではなく、そのやさしい味でカフェインも少ないところから離乳食を迎えた頃から赤ちゃんがはじめて飲むお茶にいいとされ、病気療養中の人にも適しているといわれてきました。

お茶といえば初夏、八十八夜の頃がシーズンの始まりとされていますが、ちょうど新芽が出たばかりで香り高い新芽を摘んで蒸した後、蒸してそのままもまずに乾燥したのち、石臼でひいたのが抹茶。
それにひきかえ番茶というのは一番茶 二番茶と次々と出てくる新芽を摘んだのち、夏をこえ秋に樹をととのえるために刈り込んだ葉を蒸して、乾燥した後、独得の方法で炒ったものが秋番茶。
さらに年をこえて2〜3月に収穫するのが春番茶と呼ばれ、こちらは葉も成熟して厚く、冬をこすために貯えた有効成分も多く含んでいるとされていますが、収穫量が限られているとか。

滋賀県では滋賀県の生まれで平安時代、中国で修行の後、比叡山をひらいた最澄が中国から持ち帰ったお茶の実を最初に蒔いたのが大津の里であり、滋賀こそ日本茶の始まりと伝えられていることもあり、お茶とはかかわりが深いところなのです。

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赤ちゃん番茶は同じようにつくられるほうじ茶と違って、その炒りかたと使用するお茶の葉にも違いがあるとかで、ほうじ茶に比べるとくせがなく独得の香ばしさと甘味が特徴なのです。

先週からの大雪で湖国はすっぽり雪につつまれていますが、湖北に春を知らせる恒例の長浜盆梅展の会場には樹齢300〜400年という古木も花をつけています。

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