お灸を知る・使うせんねん灸 moxaブログ

2019.03.15

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青龍会

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1200年以上も前、平安京の東 音羽山の中腹に開かれ「清水の観音さん」とひろく親しまれてきた清水寺。
この清水寺には観音さまの化身である龍が境内の音羽の滝に夜な夜な飛来して、水を飲むという伝承があります。
毎年春と秋におこなわれる「青龍会観音加持」は地域をはじめひろく人々の幸せと除災を祈願して長さ18mもの伝説の青龍が境内から門前町を巡行する行事です。
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延暦13年(794年)桓武天皇によって開かれた平安京は中国の都づくりにならって四神相応の地として京都がえらばれました。
四神とは古代中国で天の四方の方角をつかさどる聖獣のこと。
奈良明日香村のキトラ古墳の石室の天井にも描かれていた通り、北に玄武、東の青龍、西の白虎、南に朱雀の四神によって守られているとされてきました。
北に鞍馬山、東に鴨川、西に山陽道そして南に巨掠池に囲まれた京都の地こそ、四神それぞれが好む土地ということで風水の点でも平安京は理想的な土地だったのです。
その東の方角を守る青龍がいる方角にあたる清水寺ということもあって清水寺と龍の結びつきにも関係があるのではともいわれているのです。
ホラ貝がひびくなか西門の階段をかけ降りる青龍。

麻布と和紙で作られた龍の顔は8000枚といわれるウロコの一枚一枚にまでびっしり古い経文で埋めつくされています。
青龍は集まった人々の幸せを願いながら境内から門前町へと人の波の中を泳ぐかのようにくだっていきます。
境内の紅梅は今が満開、青龍会が終るとまもなく古都は桜の季節を迎えます。
雪、突風、雨と日本列島は春の陣痛のように荒れ模様の天気。

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