スーパー、コンビニもなった時代、町中には必ず一軒はあった駄菓子屋さんには駄菓子だけでなく、子どものハートをギュットつかんではなさない文具やおもちゃもいっぱい並んで、いつも子どもたちの姿がたえない、子どもたちにとっての社交場でもあったのです。
その駄菓子屋さんの主役はなんといつも駄菓子ですが、その種類の豊富さはいつの時代も子どもにとっては圧巻の品ぞろえでした。
駄菓子というのは子どものお小遣いで買える値段のお菓子のこと。
駄菓子の駄という文字には値打ちのないもの、粗末なものなどの意味がありますが、江戸時代、白砂糖を使った高級なお菓子に対して、麦・ひえ。あわ・豆などに飴や黒砂糖などを使って作った安価で大衆的なお菓子のことを駄菓子と呼んだのがその始まりのようで、東京には江戸時代、天明年間創業という駄菓子屋さんが今もつづいているほど、その歴史は古いのです。
駄菓子が今日のカタチになったのは戦後のベビーブームを迎えた頃、この頃に生まれ今も売れつづける駄菓子はとても多く、大ヒットのお菓子。
パッケージもそのままで小型化に商品も数多く生れています。
しかし少子化t消費税導入を境にどんどんその姿を消したものも多いのですが、今も健在なのです。
一個一個がていねいに包装され、小さなお菓子と一個一個にバーコードがつくなど、時代をこえて生き残るためには駄菓子も大変なのです。
しかしこうした波をくぐりぬけた駄菓子は、今ではスーパーやコンビニにも並ぶようになり、再び人気をとりもどしています。
時代をこえ、さまざまな試練をこえて、それでも生きのこるそれが駄菓子の魂ともいえるのです。