赤いドレスがかわいいフクシアのダンスユニット。
まるでチャールストンを躍るかのように赤いドレスが初夏をおもわせる風にひるがえっています。
フクシアはフューシアとも呼ばれ、中南米からニュージーランドあたりが原産のツキミソウなどと同じアカバナ科の植物。その花のかわいさからアメリカやヨーロッパでひろく愛されてきました。
このフクシア どういうわけかペアで花を咲かせます。
下向きに二つ並んで咲く様子がとてもユニーク、ひるがえるように見る赤いドレスは萼、その下の白い部分が花なのです。
この2つそろって咲くところから、古くはインカでは「女王様の耳飾り」ヨーロッパでは「Ladys eardrops 貴婦人のイヤリング」とも呼ばれてきました。
その花のかわいさ、色の鮮やかさから、品種改良がとても早くから進み、今では2000種をこえる園芸品種が世界中に存在しています。
花のカタチも一重 八重 筒型などいろいろ、紫、ピンク、赤紫、白などと色もいろいろです。
このフクシアの最もポピュラーな色は赤紫、ヨーロッパの伝統色の中には赤紫の色にフクシアとかフューシャの名前がついており、その他にもフクシアピンクとかフクシアローズ、フクシアパープルなど赤紫色の基本色となっているのです。
ヨーロッパでもイギリスで特に人気があり、ポピュラーなフクシアのチャーミングでシックな色あいはいかにもイギリス風の気がします。
花言葉は「上品な趣味」「センスの良さ」
しかし見れば見るほどチャーミングで見あきないフクシア、見ているだけでホットしてくるふしぎな花です。