二十四節気では「小寒」「大寒」と続き、冬の寒さが厳しい頃。
気温が低く、乾燥していると、お肌がピンと張り、手足がこわばり、身体が丸まります。
カラダの熱を逃がさないための防衛姿勢なのですが、カラダを動かさないためなかなか温まりません。
年末年始に続いた胃腸への負担は、お腹の張り、背中のこわばり、首コリ、肩コリをおこします。
胃腸の消化機能が低下していると風邪をひきやすくなります。
ヒトは眠りにつくと深部体温がさがり始めます。
湯たんぽは入れた時はあつく、ふとんをぬくぬくにして、カラダをあたため眠りを誘います。
そして眠りが深くなる頃には自然に温度がさがり始め、睡眠時の体温の低下のじゃまをしないため熟睡できます。
だから今も湯たんぽの人気はたえないのです。
(湯たんぽは寝る時はカラダに直接あてないように)
<1月> 睦月 (むつき)
睦月とは、お正月に「人々が睦びあう月」という意味。
春に想いをはせるコトバはたくさんありますが、「待春」「春を待つ」は
「春近し」などより春を待ちこがれる気持ちがこもっています。
季節の移り変わりは、春や秋には去りゆく季節をおしむ気持ちから生まれた「惜春」とか「秋の名残り」などのコトバがありますが、冬にはそういった過ぎゆく日々をおしむコトバは見当たりません。
春は いつの時代も四季の中のひとつの季節というより明るい光、温かい風とともに、良きこと、幸せも運んでくれると希望を託したくなる季節なのです。
冬来たりなば、春遠からじ、
春はもうそこまで。