「立春」を迎え、厳しい寒さの中にも少しずつ「春の気配」を感じ始める頃。
この時期になると、もっとも敏感になるのが皮膚、粘膜です。
「花粉」や「ほこり」などで刺激を受けると、涙が流れたり、鼻水やくしゃみが止まらなくなったりしてつらい思いをするのです。
「おなかを温める」のが、おすすめの養生です。
しょうがは、漢方薬の70%にも用いられてるほど、その薬効の範囲はひろくなかでも血のめぐりをよくする働きはしょうがなくして漢方は成立しないといわれるほど。
しょうが入りハンドクリームもそのひとつ。
めぐりをよくし、保湿効果も高くお肌をしっとりしてくれます。
<2月> 如月 (きさらぎ)
如月とは、まだ寒くもう一枚衣が欲しくなる頃ということで「衣更着」とか。
とはいえ、春は動きはじめています。
立春を過ぎて春分までの間に、日本海の低気圧に向けて吹く暖かく強い南風が、春一番。
冬から春へと季節の移り変わりを知らせる春一番が吹いた日は暖かいのですが、その後は「寒の戻り」になり、寒さがもどることが多いのです。
春の訪れを告げる南風ときくと、おだやかでいかにも春らしい天気がうかびますが、春一番の別名は「春嵐」「春疾風(はるはやて)」もある通り、秒速7〜8mの強い風が吹きます。
それでも春一番と聞くと、どうしても「春」と気持ちがゆれる、実に罪つくりな名前なのです。
荒れ模様の気候にもめげずに、梅の花は満開です。