6月という月

雨降りやまず

水無月 鳴神月 夏越の月

あじさい 雨音 蛍かご

6月の「冷え」のツボ

  • 手のポイントの場所
    手のポイント
    ヒジを曲げた時にできるシワに人さし指をおき、指幅3本。
    くすり指があたっているところです。
  • 足のポイントの場所
    足のポイント
    ひざのお皿から下がったところにある出っぱりを探し、ふくらはぎの内側へ指をずらし骨のキワのところです。

お灸ポイントの探し方

  • 1.へこみをさがす
  • 2.押すと軽い痛みのあるところ
  • 3.皮膚のカサつきもチェック

6月の冷え

ジメジメ湿度が高い梅雨の季節を迎えると、私たちのカラダもこの自然界の影響をうけて、カラダの中に湿気がたまりやすくなります。カラダの中をめぐる水の流れが滞るようになり、余分な水分がたまります。

この時期は、「カラダが重だるい」「疲れやすい」「眠くなりやすい」「関節や筋肉の痛みが出やすい」「頭が重くなる」などという人が多いのが特徴です。この季節の湿気が多い環境(外湿:がいしつ)と、カラダの中にたまった余分な水分(内湿:ないしつ)とが引きおこすトラブルのことを「湿邪(しつじゃ)」と言います。

そして、水の特性は「冷やす」性質がありますので、カラダに余分な水分が増えれば、その分だけカラダに冷えが生じます。これに、熱中症予防によるエアコン使用と冷たい飲み物によって、さらにカラダが冷えます。

「湿邪(しつじゃ)」に冷えが重なると「寒湿(かんしつ)」と言い、カラダの表面から奥深くまで冷えますので注意が必要です。

とくにこの時期は、意識して、カラダの水はけをよくしておくことが大切です。
※水分を吸収するのは「腸(消化器)」、水分を排出するのは「腎臓(泌尿器)」です。

おすすめ薬膳

OK食材
冷え症に良い食材 赤しそ
赤しそ 赤しそは殺菌 防腐 解熱 解毒作用があり、昔から梅干の着色、着香料や刺身のつまに用いられました。
薬膳では「気」のめぐりをよくして新陳代謝を高めることで、胃腸の働きを改善しカラダを温める効果があります。
解鬱(かいうつ)と言わる働きをもあり、ストレスからくるうつ感やイライラにも効果的で精神を安定させます。
カラダを温めて初期の風邪を治療し、さらにうつ感を解消する漢方「香蘇散」の主薬としても有名です。
赤しそにはアントシアニン、ロズマリン酸などのポリフェノールが豊富に含まれ、抗酸化作用が血流促進効果が期待できる。
NG食材
乳製品
乳製品 牛乳はカラダに水をひき留めるため、人によっては冷え、むくみの原因になります。

監修:薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)

おすすめグッズ

冷えとりグッズ ストール

ストール

朝夕 肌寒く感じる「梅雨冷え」対策に
リネンやコットンの大判ストール
サッと巻くだけで
オシャレに・・・。
梅雨の晴れ間の紫外線からも
身を守ってくれます。
バックに一枚、便利です。

季節のコラム

<6月>水無月(みなづき)
「水無月」の「無」は「の」を意味する連体助詞。
連体助詞とは、名詞で名詞を修飾する時に使われます。
したがって、「水無月」とは「水の月」。田植え時を迎え田んぼには、水が必要な月なのです。

6月の和風名月には他に「水月(すいげつ)」「水張月(みずはりづき)」もある通り、6月という月は梅雨もあり、水の印象の強い月です。
「今日も雨」と気持ちも落ち込みがちな毎日ですが、この梅雨の雨は大地を潤し、植物を育む大切な雨。
田植えを終えたばかりの水田が、梅雨晴れの太陽の光に、鏡のように光り、植えられた早苗がまっすぐに列をつくり、初夏の風になびいています。

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