ジメジメ湿度が高い梅雨の季節を迎えると、私たちのカラダもこの自然界の影響をうけて、カラダの中に湿気がたまりやすくなります。カラダの中をめぐる水の流れが滞るようになり、余分な水分がたまります。
この時期は、「カラダが重だるい」「疲れやすい」「眠くなりやすい」「関節や筋肉の痛みが出やすい」「頭が重くなる」などという人が多いのが特徴です。この季節の湿気が多い環境(外湿:がいしつ)と、カラダの中にたまった余分な水分(内湿:ないしつ)とが引きおこすトラブルのことを「湿邪(しつじゃ)」と言います。
そして、水の特性は「冷やす」性質がありますので、カラダに余分な水分が増えれば、その分だけカラダに冷えが生じます。これに、熱中症予防によるエアコン使用と冷たい飲み物によって、さらにカラダが冷えます。
「湿邪(しつじゃ)」に冷えが重なると「寒湿(かんしつ)」と言い、カラダの表面から奥深くまで冷えますので注意が必要です。
とくにこの時期は、意識して、カラダの水はけをよくしておくことが大切です。
※水分を吸収するのは「腸(消化器)」、水分を排出するのは「腎臓(泌尿器)」です。
朝夕 肌寒く感じる「梅雨冷え」対策に
リネンやコットンの大判ストール
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梅雨の晴れ間の紫外線からも
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<6月>水無月(みなづき)
「水無月」の「無」は「の」を意味する連体助詞。
連体助詞とは、名詞で名詞を修飾する時に使われます。
したがって、「水無月」とは「水の月」。田植え時を迎え田んぼには、水が必要な月なのです。
6月の和風名月には他に「水月(すいげつ)」「水張月(みずはりづき)」もある通り、6月という月は梅雨もあり、水の印象の強い月です。
「今日も雨」と気持ちも落ち込みがちな毎日ですが、この梅雨の雨は大地を潤し、植物を育む大切な雨。
田植えを終えたばかりの水田が、梅雨晴れの太陽の光に、鏡のように光り、植えられた早苗がまっすぐに列をつくり、初夏の風になびいています。