8月という月

暑さ極まれり

葉月 盆の月 残暑 秋めく 

初秋 ひぐらし おみなえし

8月の「冷え」のツボ

  • 手のポイントの場所
    手のポイント
    手首の曲がりジワを小指側へなでてゆき、骨の出っぱりの手前で指が止まるところです。
  • 足のポイントの場所
    足のポイント
    つま先立ちをしてアキレス腱をふくらはぎの方へなで上げていくと、へこみがあります。

お灸ポイントの探し方

  • 1.へこみをさがす
  • 2.押すと軽い痛みのあるところ
  • 3.皮膚のカサつきもチェック

8月の冷え

現代の8月は「暑くて」「寒い」季節です。

カラダは四季の移りかわリに合わせ、寒ければ寒さから身をまもり、暑ければ暑さから身をまもります。
このようにカラダがまわりの変化に順応したり、調整したりできるのは「自律神経」のはたらきによるものです。

しかし現代生活では、人工的に過ごしやすい環境をつくり出すことができるため、カラダが持つ「自律神経」のはたらきを発揮する機会が減っています。
その結果、「自律神経」のはたらきが乱れ、体調をくずすことに。この状態を「自律神経失調」と言います。

「自律神経」にとって、いちばん厳しい季節が「夏」です。

【部屋の外は「暑くて」中は「寒い」】
「夏」の室内は冷房で涼しいです。
熱中症予防のためですが、場合によっては「寒い」という場合も少なくありません。

【カラダの外は「暑くて」中は「寒い」】
日頃、冷たいものは口にしないけれど、夏だけは特別という方も少なくありません。
つい冷たい飲み物、食べ物、サラダやお刺身、果物などを口にしたくなります。

【カラダの上半身は「暑くて」下半身は「寒い」】
夏の暑さが苦手で、夏はあまり外出しない、という方も少なくありません。
24時間エアコンが効いた部屋にいると、運動不足による下半身のむくみと、エアコンの冷気による下半身の冷えが進行します。カラダの中や下半身はどんどん冷えていくのに、カラダの外、表面や上半身は暑苦しくなります。

室内でもカラダを動かして、カラダの中を温めましょう。

『おうち“ながら”運動』
https://www.sennenq.co.jp/sdgs/kenko/walk/?id=nagara

おすすめ薬膳

OK食材
冷え症に良い食材 唐辛子
唐辛子 中南米が原産で、緑色の青唐辛子と赤く熟した赤唐辛子があります。
唐辛子だけに含まれる成分「カプサイシン」の「辛味」が、脳の自律機能を賦活化させることで、内臓の機能が活性化しカラダがぽかぽかする、血流が改善する発汗するなどの効果がもたらされます。
薬膳でも唐辛子には、カラダを温める効果があります。
特に胃腸を温めて消化を促進し、食欲不振や胃もたれ、お腹の張り、吐き気などを解消。
カラダの水分代謝を改善する働きもあるので、湿度によるむくみが出やすい夏の冷え予防や食欲増進の食材としても効果的です。
NG食材
冷たい物
冷たい物 冷たい物(氷入りの飲み物、食べ物、ビールなど)のとりすぎは、消化器官を冷やし冷えを悪化させます。

監修:薬膳料理 阪口珠未(さかぐち すみ)

おすすめグッズ

冷えとりグッズ レッグウォーマー

レッグウォーマー

夏でも暑苦しくないコットンやシルク素材で
足をあたためて全身を冷えから
守ってくれるレッグウォーマー
冷房のきいた電車の中やオフィスでの冷え対策に・・・。

季節のコラム

<8月>葉月(はづき)
葉月とは旧暦8月の呼び名が、そのまま使われています。
8月といえば、まだ夏まっさかりの暑さですが、旧暦8月といえば9月から10月はじめにあたるところから葉が散りはじめる月の意味です。

連日の炎天下の毎日も、立秋の声をきく頃ともなると、夜明けのふっとした涼風に、草むらからきこえる虫の声に、秋の気配を感じることが増えてきます。
待ちわびた秋の気配です。
長い暑い夏を乗り切るための何より力となります。

自然の営みの中で、季節の移り変わりに目をこらし耳をすまして生きてきた中で、生まれた日本独自の季節に対する感情が、『枕草子』を生み出し、『徒然草』を生み、俳諧という日本独自の文学の誕生へとつながってきたのです。

冷え暦

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